伊藤真純さん、JMK奨学金地区賞受賞おめでとうございます!
2019年度JMK奨学金地区賞受賞を伊藤真純さん(和歌山大学4回生)が受賞されました。
和歌山ゾンタクラブ推薦 おめでとうございます!!
伊藤さんに初めてお会いした時、チャーミングな容姿に加え、何とも
言えないオーラを感じたものです。
イギリスの町作りをモデルにした学びや、GTEイノベーションチャレン
ジへの取り組みの中から、多くの女性に起業のきっかけとサポートを
与える存在になりたいとの事です。
今後の彼女の夢と活躍に大きな拍手を送りたいと思います。
JMK奨学金委員長 羽藤 成代(和歌山)
[受賞コメント]
私は現在大学で経済学や経営学を学んでいます。中でも中心市街地活性化や商店街活性化について、イギリスのまちづくりをモデルとし専門的に学んでいます。イギリスをはじめ海外諸国では、地域の持続可能な発展や地域経済全体の成長への貢献という点で中心市街地の機能を重視し、厳格な都市計画が行われてきました。一方日本では規制緩和型の都市政策が行われ、その結果地方都市の人口減少や高齢化が深刻化し地方消滅論が唱えられるまでになっています。どうすればこうした現状から脱却し地域を活性化させることができるか、日々研究に取り組んでいます。
そして、私は昔から女性の働き方や地位向上に強い関心を持っています。結婚出産後も働く母や祖母を近くで見ていて、女性が働くことに対する周囲の理解や、家事・子育てのサポートといった、女性が働くための環境が整っていないと感じると同時に、この現状を変えたいと思っていました。環境がもっと整い、ビジネスのきっかけさえあれば、女性がビジネスの場で輝くことができると考えています。
こうした大学でのまちづくりの学びと、ジェンダー平等への関心から、中心市街地の商店街に、地域活性化と女性のビジネスサポートの拠点をつくりたいと考えるようになりました。そしてその第一歩として様々な活動に取り組んでいます。
大学2年次からは、和歌山市の商店街にて、衰退した商店街に回遊性・滞留性を創出し賑わいの回復をもたらすことを目的としたボランティア活動に取り組んできました。路上でのオープンカフェや空き店舗でのカフェ運営、レンタルスペース運営、商店街と協同したイベント開催、和歌山近鉄百貨店の物産展への出店など、様々な活動を行っています。
さらに学外では、一般社団法人カピオンエデュケーションズのGTEイノベーションチャレンジに運営スタッフとして携わっています。プログラムを通して高校生らにシリコンバレー流発想法を身に着けてもらい、次世代ビジネスリーダーを育成していくことを目的としています。毎年開催しているサマーキャンプ&ビジネスプランコンテストでは、ビジネスマネジメントをシリコンバレーの高校生たちが受けている授業内容と同レベルで学ぶプログラムを実施しています。さらに、この活動を通し、起業という選択肢を大学生に広めたいという想いから、キャリアサポートの活動の一環として起業家を招き大学生を対象に講演会を行うなどしています。
将来は、地域の活性化に関連することについて、女性が自分のビジネスアイデアを実現する為の支援システムを作ろうと考えています。例えば、商店街の空き店舗を改修しビジネススタートの場としてレンタル運営をする、女性の起業家を育成するためのスクールを設立する、といったことです。商店街という地域に根差した場所で、女性の起業をもっと身近なものにし、多くの女性に起業のきっかけとサポートを与える存在になりたいと考えています。こうした活動が国際ゾンタの目的でもある女性の地位向上やジェンダー平等の実現につながると考えています。
この度はこのような素晴らしい賞を受賞することができ、嬉しくそして誇らしく思います。期待を寄せ応援してくださる全ての方々に感謝致します。
和歌山大学 経済学部 経済学科4年 伊藤 真純 (Masumi Ito)