おらーほ便り8月号が届きました。
おらーほ便り8月号をお届けします。
残暑が続きますが、皆様お元気ですか。
9月に入り連続の台風の影響は、皆様の地域ではいかがでしたか。私は、何週間も続いた停電、破損した家での暮らしなど、不自由な暮らしが続く千葉には、多くの学生や卒業生なども暮らしており、心配が続きます。大学の秋学期が始まりました。学生たちの夏の東日本大震災支援は、ゾンタハウスのzooカフェスペシャル、福島子どもに寄り添う支援、そして仙台での 未来ワカモノ会議 への参加など多数の活動がありました。11月3・4日の東洋大学大学祭(白山祭での取り組みです)では、ゼミ活動報告として、東日本大震災復興支援活動報告をします。山田町ゾンタハウス支援の取り組みでは、最近の山田町の様子なども写真などでお伝えできるように準備をしています。どうぞ報告を聞いてやっていただければと思います。
今月の報告は、8月30日、31日、10月1日の2泊3日の日程で仙台レインボーハウスを主な会場として若者たちが交流し、話し合い、考えた「東日本大震災未来ワカモノ会議」の様子です。岩手、宮城、福島3県で被災体験した若者と、支援活動に関わった若者や支援者が25人ほどが集まり、若者たち自身のファシリテートで充実した3日間を過ごしました。今回山田町ゾンタハウスからは、小学校5年生で被災し、今は盛岡付近で大学生として学ぶ上沢りえさんと佐々木りおさんが参加しました。
NPOこども福祉研究所 森田 明美****** (おらーほ開設7年11か月目、震災から8年6か月)
今回の未来ワカモノ会議では、これまで参加してきた「話す」意見交換会などとは違い、「聞く」ということをメインに行ないました。
関東や東北などそれぞれの場所での被災体験を聞いたり、人生曲線を描いて話をしたりしました。関東出身の方や宮城県の内陸出身の方の話を聞き、「沿岸や福島から引っ越してきた子との付き合い方で戸惑った」という、沿岸出身の私とは違う苦労があったことが分かりました。
また、宮城県南三陸町出身の小野寺さんと三浦さんのお話は、就職活動をするなかで大きなヒントとなりました。
参加者のほとんどが初対面で緊張しましたが、アイスブレイクやスポーツ交流を通して距離を縮めることができました。
今回の出会いや学びに感謝し、参加者の皆さんとの再会を楽しみにしています。(上沢)
今まであまりほかの地域の同世代の人達の話を聞く機会があまりなかったし、自分たちが話すほうが多かったのですが、今回は同世代の人達の話や、いろいろな人の話を聞くことができたのでよかったです。
いつもより長い時間があり、たくさん交流することができたし、仲良くなれたからこそいろいろなことを話すことができたと思います。
今回は震災のことだけでなく、将来についても考える機会になりました。南三陸の人達の話を聞き、これからどうしていきたいか、やりたいこととやるべきことなど考えて行きたいなと思いました。2人とも本当にすごいなと思いました。
人生曲線を書いて自分の人生を振り返ってみて、これまで関わってきた人達、ゾンタハウスの人達、森田教授や東洋大学の学生さん、たくさんの支えてくれる人がいたからこそ今があるんだと改めて感じました。人とのつながりの大切さを改めて感じました。また、今まで自分が考えてきたことを振り返ることもできました。前と比べると震災についての考えも自分の中で変わっていってるのかなと思いました。
これからもこういった活動に参加していきたいと思いました。また、自分が話すだけではなく、話をまわしていけるようにもなれればいいなと思いました。
今回学ぶことができたこと、出会えた人達を大切にこれからも頑張っていきたいと思いました。(佐々木)