おらーほ便り9月号が届きました。

台風15号、19号が全国を襲いました。皆様の地域の被災状況はいかがでしたでしょう。
山田町ゾンタハウスのある岩手県山田町も田の浜地区に浸水被害が出ました。ゾンタハウスの2階は時々雨漏りするので、皆さんからご心配の連絡を頂きましたが、ほぼ無事でした。ご心配をおかけました。
台風一過後も各地で大雨など自然災害が続きます。
住み慣れた近所の川や里山が壊れる様に、地球全体の環境が悲鳴を上げているに感じるのは私だけでしょうか。青年や子どもたちが声をあげる環境保全は自然との共生を強く考えなければならい国に住む私たちが緊急に取り組まなければならない課題です。
今回の台風被害は広域で起きているため、様々な地域で、これまで東日本大震災からの復興の過程で交流のあった方々が、被災当事者としてまた被災地域になり、子ども支援に取り組んでおられます。専門的なアドバイス、支援物資や支援者の要請など必要な場合にはどうぞご連絡をください。いろいろな情報の交流などもしていきたいと思います。
19号による災害では、山田町の子どもたちと森田ゼミの学生が、震災復興支援へのお礼ということで一緒に訪問して交流した千曲市の旧上山田町地区もすぐ近くまで浸水したということでしたが、大きな被害は出ないですんだということでした。
本当に良かったと思います。
シングルマザーズフォーラム福島の子ども支援活動の拠点であるこぶたのポッケは、19号で済まなくなった母子家庭が避難して暮らしていました。
 さて、これからの東日本大震災被災地支援活動についてのご案内です。
11月3・4日の東洋大学大学祭(白山祭での取り組みです)では、ゼミ活動報告として、東日本大震災復興支援活動報告をします。
山田町ゾンタハウス支援の取り組みでは、最近の山田町の様子なども写真などでお伝えできるように準備をしています。どうぞ報告を聞いてやっていただければと思います。今年はシングルマザーズフォーラム福島の子どもたちと畑仕事を一緒にしてきた猪苗代地域の農家の人たちが東洋大学に来てくださいます。学生たちも一緒に収穫したジャガイモやお米を販売します。

NPOこども福祉研究所 森田 明美

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(おらーほ開設8年0か月目、震災から8年7か月) 。

今月は、ゾンタハウス近くに住む、宮古高等看護学校2年生の湊日和さんの報告です。
・私の近況:夏休み明けからは、学校や高齢者施設で実習です。記録は大変ですが、学校や施設は楽しくて、私に合っているような気がします。車の運転も慣れました。車のおかげで山田町と学校や実習場所への移動も、無事できています。
・9月14日~16日山田まつりでした。
 「今年のお祭りも迫力がありました。山田町が1つになった感じがしました。
 これが山田町なんだな、やっぱ山田町がいいなって改めて感じました。」

・山田駅もようやく開通したばかりの三陸鉄道でしたが、 台風19号による 水害によって鉄道が浮いてしまい、釜石―宮古間はバスによる代行運行になっています。
 夏休み中、連日観光客で満員の電車でしたが、復旧までには相当な時間がかかるそうです。

<参考>
「台風19号の猛烈な雨の影響で、岩手県山田町の田の浜地区は70戸以上が浸水した。東日本大震災の津波を教訓に整備したはずの津波防災緑地公園の堤防が、雨水や沢水をせき止めてしまったためだ。自衛隊などに行するよる泥の撤去作業が続いた 」(河北新報online news)
・クリスマス にZOOカフェ 会をしようと、全国に散って勉強しているみんなで話をしています。今年で短大を卒業する人もいるので、ひょっとしたら、これが最後のZOOカフェになるかもしれないので、なんとかみんなが参加できる日にしたいのですが、まったく調整できず、こまっています。

東洋大学社会学部社会福祉学科 森田明美