おらーほ便り5月号が届きました。

おらーほだより5月号をお届けします。

梅雨に入りました。
1日で10度もの気温の変化がある日が続き、風邪をひいて発熱している学生が続出していますが、皆様はお元気でお過ごしですか。
夏休み前のこの月は、祭日がない月にもかかわらず、夏休み前の準備に、てんやわんやの日々です。
東日本大震災応援の夏のイベントとして、いくつかの活動内容が決まってきました。
1.東日本大震災発災から毎年夏に、東洋大学社会学部学生と福島のひとり親家庭の親子と一緒に行っている保養合宿「サマ-レスパイトディズ鴨川」は今年で9回目です。7月20日~22日に東洋大学鴨川セミナーハウスで行います。
この時から1年が始まると言って楽しみにしてくれている子どもたちもすっかり大きくなって、今年は高校生たちがリーダーとしての経験を積むという目的をもって臨みます。
学生たちは毎年むつかしくなる寄り添い支援の在り方を事前学習で深めています。
2.また今年は8月20~22日に東洋大学学生たちが福島のひとり親家庭の子どもたちの郡山市での夏休み最後の宿題応援と猪苗代町での農業支援に行くことになりました。
3.東日本大震災子ども若者意見交換会は今年は8月29、.30.9月1日に仙台レインボーハウスで実施します。
 宿泊先の確保で難航していますが、日中や夜の活動は仙台レインボーハウスで行います。
 山田町ゾンタハウスからは女子3人が参加予定です。参加ご希望の方は、ご連絡ください。
4.ゾンタハウスでは今年の夏も東洋大学社会学部の学生の参加を得て、ZOOカフェスペシャルを開催する予定です。
ゾンタハウスの若者たちは就職活動や実習があり、なかなか日程が決まりませんが、決まったら皆さんに必ずお知らせします。ご期待ください。

 なお、ゾンタハウスは、近隣に居場所などができたこともあり、利用実態に即して運営体制を見直し、4月から開催日が週に3日になりました。
 4月5月の様子を、山田町から宮古市まで看護学校に通学している湊さんが報告してくれました。

 NPOこども福祉研究所理事長 森田明美

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(おらーほ開設7年8か月目、震災から8年3か月)

 年度が替わり、ゾンタハウスの開室回数が少し減りました。
 月曜日、水曜日、木曜日に開いています
 ですが、元公文の生徒であり現在看護師として働いている方が月水木以外の曜日もゾンタハウスで勉強しています。
 昔のゾンタハウスのようにいろいろな人が勉強のために来ています。
 新中学1年生もゾンタハウスに来てくれるようになりました。
3月には三陸鉄道が開通し、多くの高校生や観光客が利用するようになりました。
この影響はにぎやかになっただけではありません。
私たちの暮らしも変わりました。

高校生は、三陸鉄道が3月に開通したことによって、通学時間の短縮だけでなく、部活動や授業の荷物で満杯だったバス通学から解放されました。
学校が終わって三鉄で帰れば、ゾンタハウスが開いている時間にまにあうようになり、帰りに寄って勉強しています
ただ、看護専門学校2年生になった湊は学校が忙しくなってきたため、3月に自動車の免許を取って自家用車で通学してます。
 車だと2~30分で学校まで行かれます。実習も始まってきましたが、結構楽しく学校に通っています。(湊ひより記)