おらーほ便り3月号が届きました。

おらーほ便り3月号をお届けします。

大学は新入学生を多数迎え、恒例になったサークルの勧誘が行われる中、新入学生たちのボランティア活動への参加意欲はどうか気になるところです。

今年の大学への入学生の多くは、小学校4年生の3月に東日本大震災を体験した若者たちです。

関東各地でも激しい揺れを感じたり、帰宅困難ななかで親の帰りを深夜まで待ち続けた子どもたちも多かったのですが、その時の記憶はかなり薄れてきています。

そんな学生たちと今年度も震災から学ぶ大学での教育を展開しようと考えています。

どうぞご協力のほどよろしくお願いします。

山田町ゾンタハウスは7年目の活動を展開していますが、子どもが激減しているにもかかわらず、結構多くの子どもたちが利用してくれているようです。2017年度山田高校を卒業したメンバーは、進学した後もゾンタハウスに、サポーターとして参加し続けてくれています。

春休み、彼らからみたゾンタハウスの最近の様子はどんな様子でしょう。

そこで、3月号は彼らが3月7日に衆議院議員会館で開催された意見交換会での報告、4月号は3/24三陸鉄道山田駅開通のニュースとおらーほの最近の様子を報告してもらいます。

NPOこども福祉研究所理事長 森田明美

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(おらーほ開設7年6か月目、震災から8年1か月)

第18回 東日本大震災子ども支援意見交換会「東日本大震災から8年を迎えた子どもたちの今」

日時 2019年3月7日(木) 11時~13時

場所 衆議院第二議員会館 第七会議室

<山田町ゾンタハウスで育った若者たちの報告内容>

※私たちの8年間についてです。それぞれ考えたこと、印象的だった出来事について1人ずつ話します。

上沢:私は、ゾンタハウスを利用したり、Z00cafeとして意見交換会に参加したりしたことで、話を聞いてくれる信頼できる大人や、ゾンタハウスのような安心できる場所が必要だと思いました。また、大学では国際文化学科で勉強しています。災害時の外国人観光客に対する対応など学んでいます。そこでは、外国人の方は言葉が通じるような、正しい情報を与えてくれる信頼できる人や、安心できる場所が必要だと学びました。これらのことから、子ども外国人観光客も信頼できる人や安心できる場所を求めているので、私は彼らに信頼される人になりたいし、安心できる場所を提供できるようになりたいと思いました。

小林:小林未空です。私は初めて意見交換会に参加した時、自分たちの意見を言うことで、しっかりと話を聞いてもらい、自分たちだけでは思いつかないようなアドバイスをもらいました。人に伝えることで聞いてもらうだけでなく、自分の中でも気持ちや考えの整理をすることができました。自分の意見を聞いてもらうことで、意見を言ったことが無駄ではないことが分かりました。このことから、語ること、聞いてもらうことの重要性を改めて実感することができました。

佐々木:佐々木麗緒です。私は今までゾンタハウスに通ってきて、大学で地元を離れましたが、その際にいつも通っていたゾンタハウスのような場所が無いことや、みんなに会えなくてゾンタハウスという存在の大きさを改めて気づきました。中学校から通ってきて、意見交換会に参加したりZ00cafeという活動や、高校でも他県に行っての震災についての発表する活動に参加したりするきっかけになりました。その中でたくさんの人と繋がることができて、今、新しい場所で勉強している時に、頑張る力になったり、チャレンジしたりするきっかけになっています。

高村:高村侑奈です。私はゾンタハウスに通い高校生カフェをやるなどたくさんの初めての経験をさせてもらうことができました。カフェを通して地域の方々との繋がりが増え、コミュニケーションをたくさん取る機会ができたことが自分にとって大きかったと思います。私は今、大学が県外にあり、知らないとこでのスタートだったのですが、これまで得たコミュニケーション力を生かして、楽しく生活しています。カフェがあったからこそ、たくさんの人との繋がりができ、新たな人との繋がりにもなっていると感じています。

湊:今回参加できなかったメンバーの湊の話を代わりにさせていただきます。私は小学生の時から人を助けたい動物を助けたいと思っていました。その時に、震災があり避難所で看護師の姿を目の当たりにしたことが、看護師を志す大きなきっかけになりました。自分もそのように人のために活動したいと思いました。以前は町で働く気持ちよりもユニセフで働きたい気持ちを持っていました。中学生になりゾンタハウスに通い、塾の先生やゾンタハウスのスタッフの方々を話す中で、ホスピスが欲しいと言われたことで、高校生カフェで地域の高齢者と関わったことで、地元である山田町の医療について興味を持ちました。看護学校に入り、色んな医療の職種や仕事内容を知ったことで、地域で働きたいという気持ちが強くなりました。これから考えが変わるかもしれませんが、経験を積んでから訪問看護師として山田町と関わり、ユニセフや赤十字にも関わりたいと思っています。震災を経験した人は町に戻りたいという気持ちを強く持っていると感じています。震災前の町並みとは変わってしまいましたが、山田町自体は変わっていないと思います。

東洋大学社会学部社会福祉学科 森田明美

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