おらーほ便り12月号が届きました。

新しい年を皆様健やかにお迎えと思います。
3月には東日本大震災被災地は震災から9年目を迎えます。
どうぞ、今年も山田町ゾンタハウスをはじめ東日本大震災被災地の子ども・若者たちの暮らしに心を寄せてくださいますようにお願いします。
さて、新年を迎え、大学は4日から授業が始まり、卒業研究や、卒業試験を行いながら、新入学生を迎えるための入学試験を行うという繁忙期を迎えています。そんななかで今後の学生としての被災地支援のあり方を考える機会がふえてきました。

今年の3.11まで学生たちは以下の活動をします。
⓵2月6日(水)社会福祉学科フィールド活動報告会で森田ゼミの被災地支援報告をします。
②2月16日(土)ZOOカフェをゼミ生が応援して開催します。
③2月22日~24日宮城県南三陸町出身の若者たちが企画する南三陸町の復興を若者の目線で考えるプロジェクトMの活動と東洋大学学生がコラボ参加します。
④3月7日(木)11時~13時衆議院第2議員会館第7会議室で東日本大震災子ども若者意見交換会を開催します。ゾンタハウス出身の子どもたちも成長した姿を見せてくれます。
多くの活動があります。
どうぞ興味と関心と時間を割いていただける方はご連絡をください。

NPOこども福祉研究所理事長 森田明美
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おらーほ便り12月号をお届けします。
(おらーほ7年3か月目、震災から7年10か月)

2018年12月24日、ゾンタハウス1階にてZoo cafeを行った。今回は山田町の学生5名、大人2名、東洋大生5名の計12名が地域の方々をもてなすことになった。
事前にポスターを作成して山田町のあらゆる施設などに貼り、宣伝活動を行った結果、多くのお客様が来店した。途中には舟田さんのマジックショーが開催されて終始賑わっていた。

マジックショーの様子

2018年12月25日、ゾンタハウス1階にてクリスマス会を行った。このクリスマス会は、東洋大生の山田町への訪問が二度の長期休暇だけでは不十分と考えられるため、更なる交流を図る機会として毎年12月に行われている。今年は山田町の学生4名、大人2名、東洋大生4名の計10名が参加した。
参加人数こそ多くなかったものの、クリスマスケーキを食べたりビンゴ大会を行ったりし、おおいに賑わった。およそ4時間にも及んだクリスマス会は大盛り上がりであった。

<学生たちの感想>
・Zoo cafe、クリスマス会ともに山田の幅広い層の方々と触れ合うことができ、ゾンタハウスの存在意義というものを再認識することが出来るいい機会になった。Zoo cafeでは料理の提供ミスがあり少しお客さんに迷惑をかけてしまった事もあったが、それも含めて学生が行なっているカフェ、集いの場ということでいい時間になったのではないかと感じた。
・初めて山田町に行き山田町の復興の状況を見て、防波堤を作り、工事をしている箇所があり、震災から時間は経っていてもまだ完全には整備されていないということを実際に自分の目で見て感じた。また、ゾンタハウスでのZoo cafeやクリスマス会の準備、活動を行う中で山田町の方々の優しさや温かみを感じた。山田町の子達も大学に入り、山田町を離れている子もいて今回のイベントで久しぶりに会えたということでとても嬉しそうな姿を見てイベントを開くことの重要性を感じた。また、山田町ではどこにいっても顔見知りや知り合いが多いといった住民同士の近さを感じた。次に山田町に訪問する際には山田町の住民の方々をもっと巻き込んでイベントが出来たら良いのではないかと思った。              (森田ゼミ学生  記)