女性のためのSTEM奨学金
背景
世界経済、産業、科学はますますデジタル化されており、これらの発達は社会と私たちの身近な社会的プロセスを混乱させている。しかし、女性は情報テクノロジーや他のSTEM分野(学術、技術、工学および数学の分野)では依然として過小評価されている。男女共に平等な機会がある世界を構築するために、女性はテクノロジー及びテクノロジー開発において積極的に役割を果す必要がある。「国際ゾンタテクノロジー系女性のための奨学金」は女性がテクノロジー分野の教育や機会を追及し、この分野でリーダー的役割を果すことを促すものである。ゾンタの百周年の2年間に、このパイロット・プログラムを開始することは、将来を指向し、国際ゾンタを将来を見通した団体として位置づけるのにも貢献する。
資格
- 情報テクノロジーの学位、または密接に関連したプログラムを履修し、その分野で顕著な可能性を示す女性で、ゾンタの地区/地域に居住し、研究をする女性。
- 大学に在籍していない女性でも以下を提出する限り資格がある:
- 修了した研修と優れた成績を証明するもの
- 現在の仕事の説明。その仕事に至る道のりについての情報を付記する
- 雇用者の確認書と推薦書
- 応募の理由と希望する仕事の説明。
- ゴールデンZクラブの会員は応募できる
- Classified会員と国際ゾンタ及び国際ゾンタ財団の従業員、及びこれらの家族は資格がない。
基準
- 学業成績
- エッセイ
- ボランティア活動
奨学金の額
パイロット・プログラムとして奨学金は2018-2020年度に1回授与される。
- クラブ:クラブ賞としてクラブが授与する。額はクラブが決定する。
- 地区/地域:奨学金数 32 一人US$2,000
- 国 際:奨学金数 6 一人US$8,000
このパイロット・プログラムを開始するにあたり、国際ゾンタ財団理事会は総計US$112,000の資金をローズ基金から支出することを承認した。
応募手続き
このプログラムはクラブ、地区/地域、国際レベルのゾンタで実施される。応募者は複数のゾンタ地区に応募することはできず、地元の一ゾンタクラブが候補者を指名する。ゾンタクラブが選んだ応募者をそれぞれの地区ガバナー/地域代表に送付する。地区/地域の審査委員会が地区/地域ごとに1名の応募者を選出し国際本部に提出する。
テクノロジー業界で女性が経験するバリアトップ5
- 経験の積んだ指導者がいない
- この分野に女性の役割モデルがいない
- 職場でのジェンダー偏見
- 男性と比較して成長、発展、上昇の機会が不平等
- 同じスキルでも賃金が不平等
ジェンダーギャップ
- アメリカではコンピューター科学者の24%が女性である。
- ヨーロッパでは情報コミュニケーションテクノロジー関連の研究に携わる 男性は女性の4倍である。
女性リーダー
ITにおける女性のシニアリーダーは僅か9%である。