国際ゾンタ26地区からのお知らせ

「おらーほ」より2月の報告

6回目の3.11を迎えました。

ゾンタハウスの高校生たちは、3.11は山田町の震災記念のイベントの運営に山田高校生徒会として出たそうです。
地域からあてにされる高校生に育ちました。

その前の日程は若者らしい姿でした。
山田高校の入学試験のためのお休みの2日間を東京での活動に使ったのですが、
3/9品川に朝6時30分ごろ夜行バスで到着、山田町の自宅に帰宅したのは3/10夜21時過ぎです。
30時間くらいしか滞在できなかった東京でしたが、
その間に、9日には東洋大学でのワークショップへの参加、10日は国会議員会館での報告会に参加しました。
別れの時に「やった!」「またいつでも声かけてください」「修学旅行よりおもしろかったです」と感想が聞けました。
さて、どんな2日間だったのでしょう。

3/9朝7時すぎ、私は、カフェのヒントになるかとおもって、少しのんびりと大学近くのドームホテルで評判のバイキング朝食をたっぷり食べて、
12時の大学での打ち合わせまで休憩と考えていましたが、とんでもない。
森田ゼミ生との打ち合わせがしてあり、朝食後に学生が、ドームホテルにお迎え、近所の24時間営業の店で買い物をし、10時の開業を待って後楽園遊園地で遊んで英気を養っていました。
昼からは学生や支援者たちとのグループでの議論に18時過ぎまで参加。
その後は本郷にある旅館で5人一緒の和室で翌日の国会議員会館での報告会の準備。
「みんな一緒で楽しかった!」のだそうです。
翌日は朝から衆議院第2議員会館での意見交換会で報告でした。
今回の報告の柱は、多くの世代や地域の人たちが交流する場として、自分たちの居場所を毎回作りなおして提供したZOOカフェが、どれほど地域にとっても、自分たちにとっても貴重な場になっているかということでした。
自分たちの居場所を地域の人たちの交流の場として高校生たちが提供し、地域のみなが一緒に元気になっていく場を作っているという自信がみなぎっていました。

昨日3/18には12回目のZOOカフェを開催し、そこには3/9-10に出会った南三陸町や福島出身の大学生たち5人がサプライズで訪問。
SNSでつながっていく若者たちのエネルギーは、これからどのようにつながり、広がっていくのかとても楽しみです。
7年目の被災地には、こうした若者たちの力が絶対に必要です。

特定非営利活動法人こども福祉研究所理事長
東洋大学社会学部社会福祉学科教授       森田明美

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「おらーほ」より、2月の報告

5年5ヶ月めに入ったゾンタハウス

2月は、東洋大生の皆さんが代わる代わるに来てくださいました。喫茶に参加したり、勉強をみてくれたり、楽しい時間を過ごしました。

登録数 411 人

一日平均利用人数 12 人 ( 3 ~ 27 人)

エピソード

* 「 牛乳買ってきま~す! 」

喫茶の噂を聞いて、以前、取材に来た方々が、顔を見せてくださいました。別々の時に関わった方でしたが、偶然同じ日に尋ねていらして、知り合いということでした。

25日は、高校生が部活でメンバーは2人だけ。東洋大生さんが駆けつけてくださったのですが、それでも大忙しです。
春めいたせいかいちごシェイクが人気!このままでは牛乳が足りなくなる!!鈴木さんはお弁当の買い出しに行って連絡がつかない!どうしよう?
後ろで「牛乳買ってきま~す」の声。いつの間にかエプロン姿になってる(させられてる??)NHKのお二人??また、巻き込んでしまいました!

季節のプレゼントは、お雛様。小さなピンクと緑の大福を半分にした体にマシュマロの顔をつけて、グミを頭にのせました。大学生さんたちがせっせと作ります。
可愛らしいお菓子に、だいぶお年を召したお客様のお雛様たちも顔がほころびました。(前回4日はバレンタインの生チョコで、美味だったようですよ。)

今回は、東洋大生さんたちが山田に来た時勉強に尋ねている施設のおじいちゃんおばあちゃんのご招待時間も持ちました。施設のマイクロバスで一緒にいらして、好きな飲み物を注文したり交流したり、楽しいひと時を過ごしました。

* 「これでおわかれだ~ね」

東洋大の4年生さんたちは、2月のお休みでお別れ。
二年間、遠いところを何度も通ってくださいました。住み心地が良いとはいえないゾンタハウスも、勝手知ったる我が家。お帰りなさ~いって気分だったのに、きっともう会うこともない人になってしまう。毎年のこととはいえ、さみしいです。

ちょっぴり異国のような 山田町の、ちょっぴり違う価値観のみんなのこと、覚えていてくれるでしょうか?気取った都会のお兄さんお姉さんだと思っていた人たちが、本当は素直で一生懸命でやさしいお兄さんお姉さん達だったこと忘れません。中高生は、その出会いから受け取った何かを育てていくことと思います。

本当にありがとうございました。また来るのは時間的にもかなり難しいところだけど、通りがかったら寄って下さいね。

*  「 マイロード 」

山田町の国道がどんどん形を変えています。まだ片側ですが、我が家からゾンタハウスのかなり近くまで、立派な歩道がドーンと伸びつつあります。

震災前、たくさんの家々の間を抜けて歩いた道。震災直後の何もない真っ暗な道。迷路のような工事中の道をぐるぐる通った日々。そして今、舗装された広いまっすぐの歩道が現れつつあります。

私は車を持っていないし、歩くのが大好きなので1時間くらいは普通に歩きます。ゾンタハウスまでは30分もかからないのですが、道路が整備されたのでもっと早く着きそうです。
でも、なんと私しか歩いていない! 時間帯によっては健康のためにお散歩をする人や、ジョギングで身体を鍛える人に出会うこともありますが、滅多に会いません。
田舎の人は歩かないのです。一家に一台どころか、一人に一台が普通(交通の便が悪いので仕事に行くのに車は必需品)のこの町では、子供たちでさえちょっとしたことでもお迎えなので、みんな「ドア TO ドア」 「まるで、佐藤さんのための歩道ですね~」「マイロード」なのです。

工事が終わって歩道が完成したら、もっと歩く人が増えるといいなあ・・。空気もいいし、堤防で海が見えなくなったとしても、山と川だけでも良い眺めです。今のお年寄りはまだ免許を返上しても親戚や近所の人が車に乗せてくれるけど、私たちが年寄りになったら乗せてくれるひともいないし、歩けなくなっているんじゃないか?と、思ったりするのでした。
(隣に東京から引っ越してきた友人は歩くの速いし、山田の人は絶対車でしか行かないところまで平気で歩きます。今や都会の人の方が良く歩くのでした。)

* 「 まあ、どうにかこうにかこうにか、がんばります! 」

「東日本大震災こども支援意見交換会」は、3月のできごとですが、フレッシュなところで今回お伝えします。

東京行きは、もうベテランの高校生。スケジュールの調整も、Z00カフェの説明の方法も、みんなにお任せしました。
自分たちで、Z00のデータをまとめて発表の方法も考えたらしいです。

帰ってきてからの感想。

「 ちゃんとした感想ですか~?」「 いや、まんまで良いよ」
「 純粋に楽しかった。 」「 他には~?」「 全部楽しかったから~ 」「 ご飯が美味しかった。 」「 遊園地が楽しかった。 」「 Mのメンバー(南三陸の大学生)と親しくなれた。 」
「 今年は去年にくらべて余裕をもって、楽しく過ごせた。大人の人も大学生もみーんな知ってる人だったから。」

遊びに行ったのかい?って怒らないでくださいね。ちゃんとしたコメントを求められたらちゃーんと答えてくれると思います。

ここにある素直な思い。
彼女たちが、この活動に関わっている大人や大学生をとても大好きで、信頼していて、彼女たちの思いや努力をしっかり受け止めていてくれる。その安心感があるからこそ、「 すべてが楽しかった! 」 と、満面の笑みで答えが返ってきます。そのかかわりが広がっていくことが楽しいのだと思います。

みなさんの支援がすーっと彼女たちの中に吸収されているそんな感じがします。本当にありがとうございます。

修学旅行気分で楽しく過ごした彼女たちは、翌日は震災記念のイベントの運営に山田高校生徒会としてかかわり、今週末のZ00のために新メニュー研究中。
大忙しです。たくさん笑って、たくさんしゃべって、たくさん遊んで、たくさんいろんなことやって。そのワクワクの中に、Z00や、意見発表があります。

3月、高校受験(今年は沿岸部は定員割れで緊張感のない高校受験ではありますが・・・)。春休み。山田町も春を迎えつつあります。

(佐藤 記)

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