国際ゾンタ26地区からのお知らせ

おらーほ便り-新年のごあいさつ

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

震災から5年9か月を経て、今年は中学2年生の春に被災した子どもたちが成人の日を迎えます。
私たちが震災からの復興のために、中高校生を中心に軽食付き自習室を始めた時の子どもたちは次々とおとなになっています。
まぶしいまでの立派な若者に成長した子どもたちを眺めながら、これからどんなおとなになるのだろうと楽しみです。
自分が支えられる限りは一緒に震災後の子ども・若者支援を考えていこうと思っています。

そのようなわけで、今年から成人の日の前日に東洋大学で行ってきた「東日本大震災おとなとこどもの意見交換会」は日程を変更します。
現在の予定では、山田高校などが入試のために休校になる3月9日(木)を予定しています。
あらためて近づいたらご案内をします。
年頭にあたり、昨年私が感動した子どもたちのメッセージを新年のごあいさつに代えてお届けします。支えられた子どもたちは着実に育っています。
<おらーほ便り11月より>
* 「 復興じゃないよ 」
「 山田町のみんなは辛いとか言ったりなんかしないです 」「 みんな笑って元気 」「 でも、共感する気持ちがあるから、自分たちが思いっきり元気なカフェをやって、いっしょに元気になりたい 」

「 去年あたりまでは、いろんな施設ができるのがうれしいと思っていた。不便だったしね。でも、バカでかい復興住宅ができたり、立派な建物が建ったり、堤防が海を隠したり、道路がどんどん変わっていく。
そしたら、何にも 元には戻らないんだってわかった。元に戻るのが復興だって辞書に書いてあったのに・・・。まだ、壊れた後が残った街の方が好きだった。何もかもが消えていくんだ。これは復興じゃあないと思う。
ちっちゃい子たちは、ここからはじまるからここが故郷。じっちゃんやばっちゃんたちは、便利になれば後はもうしょうがないと思ってる。
でも、うちらは「 あの山田町 」が故郷で、「 この山田町 」で生きていく。だから、なんだか悲しい。だから人間をつなげていきたい。 」

「 誰かのためにカフェをするとかそんなんじゃあなくて、自分たちはたくさんたくさんいろんなことしてもらって助けてもらって。自分たちの事思ってくれた人たちに、皆さんの気持ちが届いてこんなに元気にやってますよ、みんなに元気を分けられるくらい元気でやっています。ありがとうございますっていうのを伝えるのにカフェを選んだだけ。最初はただ面白いことができるかなあって思ったけど、来た人が喜んでくれて、ああこういうことがしたかったのかも?って思ったし、まだまだ受け取った気持ちの半分も返せてないと思う。 」
ここに、震災の後、自分の青春を大切に生きてきた女子高生たちの誇りがあると思う。(山田町ゾンタハウス)

2017年1月Ⅰ日

特定非営利活動法人こども福祉研究所理事長
東洋大学社会学部社会福祉学科 森田明美

zontahouse2016

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