国際ゾンタ26地区からのお知らせ

「おらーほ」より11月の報告

学生たちは大学祭での報告会、夏の活動報告、卒業研究など、活動のまとめに向けた取り組みにじっくり取り組む季節です。
山田町やおらーほの活動分析も形になってきました。
どんな報告書や調査結果が出てくるのか楽しみです。

今ちょうど少し余裕ある4年生が、恒例のクリスマス会とZooカフェ手伝いに山田町ゾンタハウスへ出かけています。
昨年度から訪問支援活動を継続している4年生はすでに訪問5回目にもなる学生もいて、山田町通になっています。今年は「結構暖かい」ということのようですが、さて、どうでしょう。

早いもので今年もまもなく終わりです。毎年ならば年明けは恒例の大人と子どもの意見交換会を東洋大学で開催するのですが、今年度は夏に意見交換をしたこと、これまで参加してきた中心メンバーが成人式で参加できないということもあり、1月の意見交換会は3月に延期します。
今高校を卒業して、全国に分散している先輩たちですが、3月にどのような形で議論と成果を報告するか連絡を取り合い考えています。日程を含めて年明けにはお知らせできると思います。
どうぞご協力をお願いします。

その代わりというわけではないですが、12月25日(日)には仙台で宮城県の震災後の子ども支援を考える会を実施します(チラシを添付しました)。会場として震災後の子どもたちを支援するために開所された仙台レインボーハウスをお借りできることになりました。被災した若者たちも参加し、会の間にサンドイッチをつまみながらの交流もあります。クリスマスの日ですので、少しゆったりと子どもたちと復興を考えたいと思います。どうぞご参加ください。
特定非営利活動法人こども福祉研究所理事長
東洋大学

森田明美

20161225チラシ.pages
↑画像をクリックするとPDFファイルが開きます。

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「おらーほ」より、11月の報告

5年2ヶ月めに入ったゾンタハウス

11月、急に寒くなって、ゾンタハウスの大きいストーブのまわりに人が集まるようになりました。喫茶もホットメニューの季節。冬がやってきました。

登録数 411 人

一日平均利用人数    人 ( 2 ~ 27 人)

エピソード
* 「 喫茶ホットメニュー 」

寒くなってきて、ナンバーワンメニューだったイチゴシェイクの注文はなくなり、ホットメニューへ。今回おすすめはあま~いホットチョコ。

悪天候の中、「今日はお客様くるかなあ?」
そこへ、毎回顔を見せてくださるおばちゃんたちがいつもの笑い顔をみせて。遠方から支援に来ている方もうわさを聞いて立ち寄って下さったり、お客様同士の会話も弾み、ほっと暖かいカフェになりました。

県内各個配布の「岩手グラフ」からの取材などもあり、カラフルなエプロン姿の彼女たちの笑顔が、みんなの家に届けられました。

*  「 バスに乗れなくなったらしいです・・・。 」

先月からやっと来始めた中3グループ。このごろ顔を見せなくなりました。
中学生に聞いてみたところ、「 3年生は早いスクールバスに乗ることになっていて、学校から注意を受けて来れなくなったとのこと 」

せっかくの勉強が分かるチャンスだったのに・・・。と、中学校に問い合わせてみました。バスの人数の割り振りの問題。中3は寄り道はしないで家で学習することになっており許可は難しいとのことでした。
友達グループなので、バスに乗る必要のない友達も来なくなってしまいました。ゾンタハウスでタクシーを出そうかとも思ったのですが、「ちょっとパンでも食べてくるか~?」っていうのりだからこそ顔を だす少年たち。送迎の問題ではないところが難しい・・・。

*  「 お待たせしました。カレーの日!! 」

今年も北海道からジャガイモを頂きました。おらーほでジャガイモと言えば、カレーの日。

せっかくだから、人数が多い日がいいよねと受験生が増えるのを待っていたのですがなかなか増えず延び延びに。やっと、中3グループが顔を見せてくれたので11月30日に決定!!
「 カレーの日って何ですか?全国的な行事ですか? 」「 かあさんに教えておかなきゃ 」「 山田町中カレーの日になったらどうしよう(笑) 」

ところがその中3が来なくなり・・・。
でも、「カレーの日だ!!」と、歓声を上げて楽しみにしていた皆のために決行することにしました。

やはり、中学生の人数は少なめ。しかも、迎えが早く来て食べずに帰っちゃった女子二人。ダイエット中、今から走るので。と、食べない子たちが相次ぎ・・・。
今日はおかわり自由にするか・・・。

そこへ最強の食欲。柔道部の中3二人。食べてくれました。山もりでお代わり。まだまだあるよ~!

中学生はこれで終わりかな。残っちゃうかな?と、思っていたところへ、女子高生到来。「いい匂い~」「テンション上がる~」「今日は食べるぞ~」と盛り上がりまくり。

日ごろのダイエットはどこへやら。「修学旅行が近いから食べない方がいいんだけど。」「このカレーは来年まで食べられないんだよ」「じゃあ食べちゃおう」

みんな大盛!「おいし~い」「何でカレーってこんなに幸せなの?」「お代わりできますか?」
お釜のご飯もお鍋のカレーもあっという間になくなるなくなる。底はもう少しだ。「お腹いっぱい」「動けない~」
人目を気にせず食べると女子高生はこんなにも食べるのか(笑)

やっぱり、やってよかったカレーの日。

* 「 復興じゃないよ 」

NHKさんの電話での下取材。モニターモードにして、電話に向かって喫茶メンバー三人が答えます。
「 つらい人たちを励ますために喫茶をしている。 」「 町の復興につなげたい? 」「 誰かのために何かしたい。 」そういう答えの期待のインタビュー。

「 山田町のみんなは辛いとか言ったりなんかしないです 」「 みんな笑って元気 」「 でも、共感する気持ちがあるから、自分たちが思いっきり元気なカフェをやって、いっしょに元気になりたい 」

「 去年あたりまでは、いろんな施設ができるのがうれしいと思っていた。不便だったしね。でも、バカでかい復興住宅ができたり、立派な建物が建ったり、堤防が海を隠したり、道路がどんどん変わっていく。
そしたら、何にも 元には戻らないんだってわかった。元に戻るのが復興だって辞書に書いてあったのに・・・。まだ、壊れた後が残った街の方が好きだった。何もかもが消えていくんだ。これは復興じゃあないと思う。
ちっちゃい子たちは、ここからはじまるからここが故郷。じっちゃんやばっちゃんたちは、便利になれば後はもうしょうがないと思ってる。
でも、うちらは「 あの山田町 」が故郷で、「 この山田町 」で生きていく。だから、なんだか悲しい。だから人間をつなげていきたい。 」

「 誰かのためにカフェをするとかそんなんじゃあなくて、自分たちはたくさんたくさんいろんなことしてもらって助けてもらって。自分たちの事思ってくれた人たちに、皆さんの気持ちが届いてこんなに元気にやってますよ、みんなに元気を分けられるくらい元気でやっています。ありがとうございますっていうのを伝えるのにカフェを選んだだけ。最初はただ面白いことができるかなあって思ったけど、来た人が喜んでくれて、ああこういうことがしたかったのかも?って思ったし、まだまだ受け取った気持ちの半分も返せてないと思う。 」

ここに、震災の後、自分の青春を大切に生きてきた女子高生たちの誇りがあると思う。
12月、クリスマス。今年も年末やデートで大忙しの中、東洋大生のみなさんが駆けつけてくださるそうです。町にもクリスマスの明かりがあふれ始めました。
(佐藤 記)

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