国際ゾンタ26地区からのお知らせ

「おらーほ」より6月の報告

中部地方まで梅雨明けとなり、大学は、間もなく夏休みを迎えます。この時期、私の周りの学生たちは、学期末試験や就職試験を横目でみながら、必死で夏休みの被災地支援の計画調整と打ち合わせ準備に全力を挙げています。

さてこの時期恒例となった活動の第1弾は、ゼミ生全員と周囲の学生のサポートを受けて実施する福島支援活動。
海の日の今日までは、ゼミ生が中心となって今年で6回目になった福島の母子家庭の2泊3日の東洋大学鴨川セミナーハウスで開催している2泊3日のサマーレスパイトを実施しました。
福島から約30人、東洋大学から約40人のにぎやかな活動でした。
初日はおおむね子ども1人に2人以上の大学生がパートナーとなって硬い表情だったチームが、海辺で、セミナーハウスで48時間密着活動によって3日目には涙で別れを惜しむ姿に代わり、サポーターをサポートする私たち大人は、泣いたり笑ったり、はらはらしたりの連続で若いっていいなと涙腺が緩みっぱなしの楽しい時間を過ごさせていただきました。見事に子どもに寄り添う姿を見せてくれ、これならゾンタへ出せると確信できるまでになりました。
第2段はゾンタハウス行きです。
学生たちは、生活費や学費を稼ぐためのアルバイトと、様々な講習や研修会、サークル活動の間をぬって、今年は3・4年生が活動を引き継ぐために日程や活動内容様々な工夫をしようとしています。その一つが6月に高校生たちが一生懸命に企画して始まったZOOの活動サポートです。
どんな日程で、何を準備すればサポートになるのか、深い議論を重ねています。
8.9月は8グループがサポートに入ることになりました。第1グループは8月第1週スタートです。
どんな活動に発展するのか楽しみです。

特定非営利活動法人こども福祉研究理事長
東洋大学社会学部社会福祉学科 森田明美

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「おらーほ」より、6月の報告

4年9か月めに入ったゾンタハウス
高校生、中学生のテストの月。テスト前だというのに焦っている様子もなく、数人がやってきただけ、気が抜けたテスト前になりました。そんな中、高校生カフェZ00は、7月9日のオープンに向けて、切羽詰まり始めました。
今回は、7月9日のオープンまでのZ00の様子をお伝えします。

登録数  395 人

一日平均利用人数  12 人 ( 3 ~ 26 人)

エピソード

高校生カフェ Z00

* 「メニュー」

(ホットドリンク)

・カフェラテ
(高校生たちが、カフェに興味を持つきっかけになったラテアートを使ったメインメニュー。
エスプレッソに泡立てたミルクを注いで、その上に濃いコーヒーをつけたペンで絵を描くというもの。もともとお絵かき大好き女子高生。あっという間に上達して、春休みにやってきた東洋大生の皆さんとラテアートを描いて写真を撮ったり、卒業進級パーティーで森田先生の似顔絵を描いたり。「お客様の前で絵を描いて会話がはずむといいな?」思いのこもったメニューです)

・チョコラテ
(コーヒーが苦手な仲間たちのためにココアで作ろう。いつも飲んでる寄付して頂いた美味しいチョコシロップ。ちょっと甘いチョコラテ。もちろん、ラテアートもokです)

・抹茶マシュマロ
(抹茶ラテもいいね。でも、ミルクだけが先に口に入って抹茶の味がしない。そこでマシュマロを乗せたら良い具合に。残念ながらラテアートはできないけどこれはこれで美味しいかも)

・ミニ抹茶
(ミルクが苦手な方のために、小さな茶碗で気取らない抹茶です)

・ホットコーヒー
(はじめはラテに使うエスプレッソを出す予定でしたが、清水先生に貸していただいた家庭用の機械での連続使用は難しそう。インスタントにするか。そこでコーヒー大好きな代表の竹内先生が、自宅のドリップセットを持ち込んで急遽入れることに。美味しいコーヒーになりました。)

(アイスドリンク)

・いちごシェイク
(暑くなるから冷たいメニューが欲しい。始めは抹茶シェイクの予定だったのですが、買い出しで冷凍いちごを発見。これいけるんじゃない?バニラアイスとミルクと氷を、ミキサーでシェイク。スマホのクックパットで検索して、みんなで味見して、混合比率を考えて。美味しい!自慢のメニューができました。)

・抹茶ミルク、キャラメルミルク
(シェイクはミキサーも一つだし手間もかかるので、オススメのいちごのメニューだけに絞って、抹茶とキャラメルは今はやりのミルクと混ぜる氷を使いました。)

・ONクリーム
(クリームを好みでのせる追加メニューです。保健所さんは、生クリームを泡立てる許可は出してくれなかったのですが、冷凍クリームなら大丈夫。若者はクリームが大好き。グニュっとクリームをのっけて、シロップをかけて、シェイクのトッピングメニューです。抹茶ミルクなどにものせてボリュームアップ)

・オレンジジュース、りんごジュース
(普通のジュースだと物足りないので、丸い氷の製氷皿を見つけました。まんまるの氷がプカプカ浮かんで可愛いです。)

(トースト)

・Z00トースト
(やっぱりおらーほのおやつはトースト。ヤマザキパンさんが震災後からずっと支援してくださっています。しかもZ00のトーストはちょっと違います。なんと、くまさんの顔がひょこんと持ち上がってこちらを見ています。これにみんな大好きクッキーアンドバニラ、チョコ、メープル、ジャムをつけながら召し上っってください。くまさんを食べちゃうのはちょっとかわいそうですが・・・。)

・マシュマロトースト
(トーストにマシュマロをのっけて焼くと美味しいと聞いてやってみました。でも一枚ではかなり甘い。そこでちょこっとおやつに4分の1だけ。半分に切ったマシュマロをのせたら、なんか目みたいだね。真ん中に目玉を入れて。キョロっとかわいい。
実験に焼いていたら、あれっ、ZをつけたらZ00じゃん。早速ラインで高校生に報告。おおっ!というわけで、マシュマロトーストの完成。ちょっとしょっぱい動物クラッカーとチョコの動物ビスケットをつけて、ミニおやつです。)

(セットメニュー)

・山田Z00セット
(遠方から来てくださった方にちょっとオススメ。マシュマロトーストに、山田せんべいをトースターで焼いたものと、甘くなったお口直しの山田名産のしいか少々をプラス。山田せんべいはちょっとだけ焼くと柔らかくなってモチっとしますが、薄いものを焦げがつくまで焼いて冷ますとパリッとしたせんべいになります。その両方を味わっていただきます。これにお好きなホットドリンクをプラスして、山田のZ00カフェを味わってください。)

・マシュマロZ00セット
マシュマロトーストにホットドリンクをプラスしたお得なメニュー。おやつにどうぞ)

(デザート)
・アイスクリーム
(お手軽に小学生でも食べやすいバニラアイスにチョコ、抹茶、ベリーのソースが選べます)

・ベリーベリーアイス
(いちごアイスとバニラアイスにいちごの中に練乳が入ったものをのっけてクリームとソースもつけて。)

以上、いかがですか? 訪れたくなっていただけたでしょうか?次回は今回の反省も含めてメニューを見直す予定なので、幻のメニューも出てくるかもしれません。

* オープン直前

高校生は、平日は夕方7時過ぎにやってきます。部活で疲れた体をまずはトーストで腹ごしらえ。学校の課題も仕上げなくてはなりません。手が空いたメンバーから、ミシンを動かしたりアイロンをかけたりして、エプロンや、ソファーカバーを作りました。
あともう少し、時計の針が8時を指すまで、迎えが来るまでの仕事です。

若者にとって時間は限りなく存在します。早めにやらないと間に合わないなんて全く思いません。いいえ、ちょっとは考えても面白い事やりたい事がありすぎて、どれもみんなやりたい!やっちゃう!できちゃう!と、いうわけでZ00の準備はギリギリまで先延ばしになってしまいました。

その間に、岩手県のTVやラジオの取材もあり、熱く思いを語り、7月9日のオープンは確定!
本当に間に合うんかい??時間の限りばかりが気になるお年頃の大人は、ぐっとこらえてじっと見守ってきました。

広報担当は、SNSで発信。インタビューでも笑顔で思いを伝えます。さすが高校生、メディア発信力はすごい!

エプロンも文化部でちょっと早く帰ってくる実務担当が、デザインから試行錯誤。布は震災後に頂いてあった支援品を使いました。これにボタンとフェルトを使ったZ00のバッジも作って、カラフルなキャップをで個性を出して。お洒落な制服の完成です。
たくさん頂いたベージュの布で、ソファーカバーもつくり、生活感のあるものを覆って、統一感を出しました。
壁に天井から布を貼るときには、常連男子にも手伝ってもらいました。「40肩で手が上がんない」とか渋っていましたが、結局まわりのゴミ片付けまで照れ臭そうに手伝ってくれました。
メインの壁には動物の絵を描いてはりました。これが直前にちょっと気に食わなくて変更。何と、開店1時間前にまだ絵の具が乾いていない??ギリギリにぶら下げて、それからテーブル配置。(椅子テーブルは二階の自習机を転用。いつもの勉強机がお洒落なテーブルに見えちゃうから不思議です。)
(食器は、元旅館業の佐藤家からの持ち込みで間に合わせました。)

彼女たちは、カフェよりももちろん学校が優先で、友達関係のバランスもあるし、部活のキャプテンはそっちもおろそかにはできません。大人の事情にも気を使います。微妙なバランスの中で、よく開店までこぎつけたと思います。

開店数日前に、ため息。部活が人数不足で上手くいってなくて、キャプテンは準備を一人ですることも。(そういえば、文化部の実務担当が運動着姿で遅れてきたことがあり、余裕で遊んできたのかと思っていましたがキャプテンを手伝っていたようです。)
聞いてみると、山田高校は人数が少ないので、Z00のメンバーが先生から次期生徒会に押されており、二人は引き受けちゃったとか。部活も抜けたら試合が成り立たない状態なうえに、ひょっとしたら他校と合同チームになり、そしたら土曜日は全部つぶれるかも・・・。こんな不安の中、笑顔で準備を進めていた高校生たち。大人の悩みが恥ずかしくなっちゃうくらいです。
前日には、疲れ切って気持ちについていけない様子もあり、夜にそれぞれにライン。ありがとうございます!大丈夫です!明日は頑張ります!の返事。夜中に返信があったメンバーは持ち帰り仕事をしていたのかもしれません。

高校生の自主性を待つ。
待てずに、手伝っちゃたこともあります。現場経験のない高校生には想像できないことが、保育所の給食の仕事経験者や、旅館業経験者には、見えて見えて、危なっかしすぎて、高校生が来る前に失敗しないようにセッティングしたり、手を出してしまったものもあります。余計なお世話だったかもしれません。本当はもっとシンプルに文化祭のノリでやりたかったのかも知れません。
つい、面白くなって口を出しすぎて、後から反省したり、もっと話し合う時間を作るべきだったかと思ったり、大人も試行錯誤でした。

* さあ、Z00カフェオープン!!

ぎりぎりの準備に大人がやきもきする中、高校生たちは、写真撮影に大いに盛り上がり余裕をみせていました。

オープンには東京から谷川さんも駆けつけてくれました。(森田先生が是非とも来たいと、ごねていたとか??気持ちは届きましたよ先生。)
メンバーのお母さんの職場からクッキーも先着プレゼント用にいただきました。お花も頂きました。(カフェの準備を手伝ってくれていて東京に帰った青年、ゾンタクラブの岡部さん、地元で応援してくださっている方)
お花とお花の間に高校生がZ00カフェへの思いをメッセージにして飾りました。

一番乗りのお客様は、高校生のおばあちゃんとお友達たち。「カフェラテってのはなんだーべ」早速会話が弾みます。
盛岡からゾンタクラブの皆さんが遠いところを7人も駆けつけてくださいました。感激です。

次々とお客様がいらして・・・。

実はこの後どんなやり取りがなされたか私にはわかりません。「トースト焦げたらどうしよう・・・。」練習時間もあまり取れなくてぶっつけ本番のトースト。しかもマシュマロが乗ったり、動物の顔が立っていたりなかなか難しい。失敗慣れしている人生経験の豊富な?私が担当することになり、フロアが混雑する中、私は厨房でヘッドライトをつけてトースターとにらめっこしていました。

最初はスタバみたいに先に会計にする予定だったのですが、いや待て、お年寄りたちは先に椅子に座ってしまうはず。急遽注文を取りに行って、会計も頂いてくるシステムに変更。こちらも練習なしのぶっつけ本番。

フロアは二人の予定が都合で一人ちょっと遅れることになり、会計と受け渡し係も二人の予定が一人来れないらしい。大丈夫か?竹内先生がホットコーヒーと接客担当に。
厨房は、ドリンク担当、シェイクと洗い担当、トースト担当、それにスタッフのSさんが助っ人で洗いや足りないところを補ってくれて・・・。

想像以上のお客様に、厨房が前進守備でフロアを補ったり、注文が入ると慌てて戻ったり、ピークにはまちかどギャラリーにも入りきれなかった小学生が待っていて、そちらにも接客。それでもなんとか事故なしに、こなした感じかな。

ちょっと、客足が途切れて時間を見たらまだ3時。1時間しか経っていない?? 「3時間くらいたったかと思った・・・。」

あんまり混みすぎたら困るかも?と、ビラは町のふれあいセンターオープンイベントの時ちょっと配っただけ。知人が多いとはいえ想像以上の大盛況です。

シェイクが予想以上に売れて、顔を出した舟田さんに追加の買い出しを頼んだり、お客様が切れたところをみて、シェイクの下ごしらえセットの追加をしたりと、その後もバタバタ。

閉店間際までお客様が来て、閉店時間の夕方6時すぎには、台風が去った後のよう。ぐったり。でも、月曜にはここは自習室。明日は学校の部活があります。今やってしまわなきゃ。机や椅子を二階に上げたり、カップや備品を全部片付けたり、掃除をしたり。

その間に谷川さんが買い出しに行ってくれて、お弁当と残ったアイスクリームで、ご苦労会。
「お腹すいた~。」

食べ終わると早速気になる売り上げの計算。合わない!えっ、セットメニューのお客様からお金をいただきすぎてる!!
「どうしよ~。」 運良く身内と、盛岡ゾンタのお客様。竹内先生にお詫びの連絡を入れてもらって、後日高校生が手紙を添えて返金の予定。

あれっ、合計も合わない!!何度も計算しているうちにますます訳分からなくなって・・・。そこへメンバーのお母さんが迎えに来て。「どれどれ、見せてみて」プロの計算のわざを披露。あっという間に50円間違えて多く渡したことが判明。
問題が解決したら、ちょっと余裕が出て、「何が売れたか調べようか?」「こらこらもう8時過ぎてみんな迎えが来てるよ」

お客様の感想や、本人たちの感想、詳しいことは次の23日の結果も含めて7月のおらーほで・・・。

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