国際ゾンタ26地区からのお知らせ

おらーほ便り 号外 9月

山田町ゾンタハウスおらーほ責任者の佐藤さんが病気療養中のため、今月も助っ人の若者たちの登場です。今月はゾンタハウスとの交流の深い、宮城県南三陸町戸倉中学2年生の春に震災にあった、若者たちが、報告を代わってくれました。昨年21歳になった若者たちが、ふるさとの復興を日本中の若者たちとつながりながら考えていきます。今回の報告は夏におらーほの高校生たちも参加したProject”M”南三陸ツアー2017の紹介です。

特定非営利活動法人こども福祉研究所理事長
森田明美
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「おらーほ」より、9月の報告
6年1ヶ月めに入ったゾンタハウス

「Project”M”南三陸ツアー2017の紹介」

8月18日~20日に実施した、Project”M”南三陸ツアー2017のご紹介です。
Project”M”南三陸ツアーは、東日本大震災からの復興が進む宮城県南三陸町を2泊3日でご案内するツアーです。
全国から学生参加者を募り、被災現地での語り部を行うことで震災教訓の発信を行いつつ、「東北で人と人、人と地域を結ぶ」をひとつのキーワードとして、震災以前から地域に根付いていた文化や、地域産業の体験、復興に向けた町づくりを学ぶプログラムなどを通して、地域の「過去・現在・未来」を共に考え共有することを目的としています。
このツアーは、地元南三陸町出身及び、東北出身の大学生メンバーが中心で企画しており、2015年から毎年1~2回実施しています。初めは、学生の参加者も数名に限定し、参加者の負担も企画側でお金を出し合い、レンタカーで被災地を案内する小規模ツアーから始まりましたが、東洋大学の森田先生をはじめとする方々のお力添えがあり、また、保険の全労済様よりツアー経費の補助を頂けることとなり、昨年2016年9月には、全国からの学生参加者30名を募る大型ツアーに発展しました。
今年は8月の開催となり、大阪府・岐阜県・東京都・神奈川県・県内仙台市などから集まった大学生と、岩手県山田町の高校生を合わせて学生は23名の参加となりました。
また、ツアーにご協賛頂いた全労済の職員の皆様9名が、ツアー2日目まで参加されました。
↓Project”M”南三陸ツアー2017の日程↓

1日目 8月18日(金)
・仙台駅 集合
・南三陸町入り
・参加者顔合わせ会
・町内災害公営住宅にて住民の皆さんとの交流会&郷土芸能「鹿子躍」の鑑賞会
・町内案内
・ワークショップ「南三陸町、福島市出身のメンバーによるそれぞれの地域紹介」

2日目 8月19日(土)
・漁業体験 (洋上で南三陸牡蠣の生簀見学など)
・林業体験 (林内で間伐・チェーンソーの玉切り体験など)
・郷土芸能ワークショップ (1日目に鑑賞した郷土芸能、*行山流水戸辺鹿子躍の着付け、踊り体験) *ギョウザンリュウミトベシシオドリ
・山田町ゾンタハウスの高校生メンバーによる地域紹介&活動紹介(高校生カフェ:Z00 café)
・ワークショップ「みんなの町づくりゲーム」

3日目 8月20日(日)
・ワークショップ「震災経験を後世に発信する、地域文化を繋ぐ… “継ぐ” ”繋ぐ”ことの意味を考える
・復興商店街 New さんさん商店街訪問
・仙台駅 解散
これまでは、大学生を中心に募集していたツアーでしたが、今回は山田町ゾンタハウスの高校生の皆さんも参加してくれました。
“南三陸ツアー”という名の通り、南三陸町を舞台にしたツアーなのですが、今回は岩手・宮城・福島と東北3県の学生が揃った形となりましたので、
「震災時の状況・震災直後から現在までの地域の歩み」に関して、南三陸町の他はどうだったのか…? という点を比較できるようにと、
山田町の高校生メンバーにも、スライドを使って震災時の様子や地域の魅力などを発信して頂きました。

<参加した山田町の高校生の感想 (前号より引用)>
・南三陸に行って感じたことは、山田と少し似てるのかなって思う所があったことです!
復興が進んでるようで地道に進んでて、商店街とか、
皆が集まれるような所が出来てて、心の方の復興が出来てきてるんだなって感じました!
大学生との交流は、ほんとに学ぶことが多くて、ワークショップとか、被災を受けていない側の
立場と被災を受けた立場で思ってた事が全然ちがくて、ほんとに勉強になりました!(坂本)
・山田の発表をした時は真剣に聞いてもらえて、震災を含め
「山田町」を知ろうとする姿勢に感動しました![上沢]
・南三陸の漁業を見学し、若い人達が地元をアピールするのはカッコいいな、自分も出来たらいいなと思いました。(湊)
・自分は山田のことを全然知らないなと実感した。もっと山田についても
知りたいと思った。今度は自分たちが山田に人を呼んで山田を紹介したいと思った。
そして、山田のいい所を伝え、少しでも山田に来る人が増えればいいと思った。(佐々木)
・若い人達が地元をアピールするのはカッコいいな
・地元、山田のことを全然知らないなと実感した。もっと山田についても知りたいと思った。今度は自分たちが山田に人を呼んで山田を紹介したい
といった意見をいただきました。

<大学生参加者の感想>
・今まで震災や被災地を身近に感じず震災があってもなにもアクションを起こすことができなかったが、今回のプログラム内の被災者からのリアルな体験や被災場所を訪れることによりまだまだ自分たちにできることはあるんだなということを知ることができた。
・住民の皆さんとの交流会で接した方々や、Mのメンバーなど現地の人の話を改めてきくと、これから様々な場面で伝えることということが大切なんだなと実感した。
・南三陸はもちろんですが、他にも被害を受けた地域の現状を知りたいとも感じた。山田の高校生が教えてくれた祭りにも興味がありますし、実際に鹿踊をフルで披露するところも見てみたい。
終えてみて…
震災という出来事とその教訓を体験した当事者として、発信することはもちろんですが
ツアーをつくることで、故郷で人がつながっていきます。震災があって、かけがえのない多くのものが失われた一方、
震災が無ければ結ばれなかったご縁があります。これを結ぶきっかけをつくれる立場としてツアーを企画し、今年も全行程を無事に終えることができ、本当に嬉しく思います。
本ツアーへのご支援を賜りました全労済様をはじめ、ご協力頂きました全ての皆様へ感謝申し上げます。

代表 小野寺
 

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